シリカゲル一覧

■シリカゲルとは

シリカゲルとは、二酸化ケイ素(シリカ)をゲル状にしたものの事です。
(「シリカ」の「ゲル」状で「シリカゲル」です)
一般では、「脱水剤」「乾燥剤」「吸着剤」といわれて、お煎餅などのお菓子の袋の中に一緒に入れられているものの事です。
また、シリカゲルは加熱することで、何度でも再使用することができるエコな製品です。
(加熱の注意事項については下記記載)

■シリカゲルの種類

シリカゲルには、A型・B型の2種類があります。
弊社が取扱いしているのは、A型になります。
A型は、一般的に目にする機会が多いシリカゲルです。低湿度での吸湿力に優れ、密封状態で低湿度に保つ用途で使用します。
B型は、輸出などの高湿度環境下で使用されるものになります。

■シリカゲルの色について

白いシリカゲルに湿度インジケーターの役割を持たせた薬品を吸着させて着色しています。
  青色=塩化コバルト
次第に色が変化していくので、乾燥剤の性能が残っているかどうかの目安になります。

■シリカゲルの再利用方法について

シリカゲルA型は加熱し、湿気を取ることで再利用することができます。
「フライパン」や「電子レンジ」で加熱します

***加熱の仕方***

  1. フライパンや電子レンジに入れる器に薄く満遍なくできる程度
  2. フライパンの場合はとろ火・電子レンジは最弱にて加熱
    (シリカゲルは200度を超えると急激に成分が崩壊し吸湿性能がなくなります)
  3. 蓋やラップなどはしない(湿気が逃げにくくなるうえ、熱くなりすぎるため)
  4. 30~40秒を目安に加熱。状態を確認し、不十分であれば再度加熱する
  5. 青や緑色のシリカゲルの色が変わってきたら吸湿性能が回復した証拠です
    (元と同じ色には戻りません。元の色より少し薄めの色までしか戻りません)

***失敗した場合***

加熱しすぎてしまうと、下記のような現象が発生します

  • シリカゲルの形が「ひび割れたガラス」「ビーズ」のようないびつな形になる
  • 吸湿性能が低下してしまうことがある(見た目は変化しないこともある)
  • 色の変色(インジケーター)機能が失われることがある

***加熱道具について***

フライパンや電子レンジに入れた器は、他の用途で使用したものは使わないようにして下さい。
油や一部の保護加工などをしている道具では、加熱の際にシリカゲルと反応して「癒着」や「成分変化」などを起こす可能性がありますので、初めての場合は、少量で試してから行って下さい。
ガラスなどの成分変化を起こしにくい材質のものを使用するようにして下さい。

■コバルトフリーについて

2008年制定の欧州化学品庁の規則(REACH規制)によって「塩化コバルト」が規制対象となっております。
該当地域にてのご使用を予定している方は、塩化コバルト不使用の「白」をご使用下さい。

■製品について

  本体:幅  82 × 奥  82 × 高192(mm)
  外箱:幅340 × 奥421 × 高204(mm)
  容量:500g/1本(ポトルタイプ)
  入数:20本/1箱
製品規格:化学工業薬品

■シリカゲル製品一覧表
 青&白(混合)
製品番号700210017002100370021004
製品画像
内容画像
主成分●二酸化ケイ素(シリカ)
●塩化コバルト(Ⅱ)
二酸化ケイ素(シリカ)●二酸化ケイ素(シリカ)
●塩化コバルト(Ⅱ)
メッシュ5~10MESH
(5~2mm)
5~10MESH
(5~2mm)
5~10MESH
(5~2mm)
タイプA型A型A型
特徴吸湿が進むと青色から薄ピンク色に変化し、インジケーターの役割を果たします。
密封状態で低湿度に保つ用途で使用されます。

塩化コバルト不使用。
白シリカゲルの中に、少量の青シリカゲルが入った商品。

白の特徴である、密封状態で低湿度に保つ性質をに加え、
青シリカゲルの吸湿が進むと青色から薄ピンク色に変化し、インジケーターの役割を持たせたものになります。
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